児童養護施設の児童支援

両親・養育者を亡くしたり虐待等が理由で、1歳~18歳の児童が児童養護施設で過ごしています。
18歳になると施設を卒園し自立しなければなりません。日本には3万人近くの児童が施設で暮らしています。

“Stand tall”
~あなたが立ち上がれるように~
私たちは“自立”を応援しています
大きく2つ「難民の自立」と「児童養護施設の児童」を中心に支援活動をしています。
「支援」と言いましても「あなたが自身の力で立ち上がれるように」就労に繋がる支援活動をしています。
DV被害者、震災被災者の方々も活動にご参加いただくこともあります。

職場体験

児童養護施設で過ごす児童は、高校を卒業と同時に“自立”しなければなりません。
将来の自立を考え、“職場体験”を始める中高生がいます。
アルーシャのネイルサロンでは、中高生の長期休暇中に“職場体験”を実施しています。
ネイリストに憧れる中高生がネイル技術の勉強、ネイリストという仕事について体験しています。

職場体験のお問合せはこちら

今、苦しんでいる子どもたちへ

今、このページを読んでいるあなたは、ご両親、父親か母親、継父母(ままちち、ままはは)、兄弟、里親、施設の誰かから、暴力を受けて苦しんでいるのかも知れません。あなたに聞いて欲しいことがあり、手紙を書いています。あなたが苦しい気持ち、辛い気持ち、怖い気持ちになるのは、あなたのせいではありません。あなたが暴力を受けるのは、あなたが悪いからではありません。まず、そのことをどうしても分かってもらいたいです。
だから、我慢しないで、大人に助けを求めて欲しいと思っています。
あなたは「大人は口ばかりだ」「言っても聞いてもらえなかった」「誰も助けてくれなかった」「裏切られた」「もっと、ひどい目にあった」と感じているかも知れません。それについては、同じ大人として申し訳ないです。
ごめんなさい。苦しい気持ちのあなたを、私たちは本気で助けたいと心から思っています。100%信じることは難しいかも知れませんが、それでも、私たちに連絡してもらえませんか。あなたを守る方法を知っています。
あなたがどうして欲しいのかも、しっかり聞きますから、是非あなたの気持ちを教えてください。どうしたら良いか、一緒に考えましょう。
それに、あなたに暴力を振るう大人は、心の病気の可能性もあります。もし病気であるなら、私たちは治すお手伝いができます。落ち着いて考えてみれば、幸せな人は、暴力なんて振るわないでしょ。誰でも何かイヤなことがあると、八つ当たりしちゃったり、友達にも家族にも優しくなれないこともあるから。そういうときは、子どもではなく、同じ大人が対応した方が良いので、そっと私たちに教えてくださいね。「加害者は、昔、被害者だった」ということは、よく聞くことです。心が病気になってしまったキッカケがあるはずなので、それを癒し治すお手伝いをしていきます。
1つ、大人からのアドバイスですが、あなたが暴力を振るわれていたり辛い体験をしたことをノートやインターネットやどこかに「記録」しておくことはできますか。少し大袈裟な話ですが、もしも、あなたが勇気を出してSOSを発したときに、大人が信じなかったり、「証拠はあるの?」と言われて、困ってしまうこともあるかも知れません。メモを取ったりして、記録しておくことで、とても信じやすくなります。「メモで大丈夫なの?」と心配になるかも知れませんが効果はありますので、是非お願いします。もちろん、メモがないとSOSしてはいけない、ということではありませんからね。以前「何となく怖い」という相談を受けたことがあります。
大人の悪知恵になりますが、例えば、夜、寝室に入ってくることが怖い場合は、部屋の内側のドアノブ(ドアの取っ手)に鈴とか音がなるものを掛けておくことはどうでしょうか。他にも、ドアの前に椅子や教科書・本や荷物を置いて、ドアを開けにくくしておくと、入って来たら直ぐに分かると思います。あなたも少し、知恵を絞ってみてくださいね。良いアイデアが浮かばなかったら、グーグルで調べるのも良いですし、もちろん、私たちに連絡してくださいね。「暴力は受けていないけど、何となく怖い」ということでも、他にも色々こちらからアドバイスできますからね。実際にとても深刻で「もう帰りたくない」と思っている場合は、1日も早く対処を考えなくてはなりません。「連絡して大丈夫かな」と心配している時間はありません。一刻も早く、連絡くださいね。あなたに最高の弁護士を紹介することもできますから、安心して連絡くださいね。
あなたがこれから幸せを掴むための1つのステップになりますが、あなたは高校生ですか、中学生ですか。あなたが今、高校生であるなら、がんばって高校は卒業してくださいね。中学生であるなら、高校進学してくださいね。もし希望の学校ではなくても、きっと楽しいことはあると思うので、探してみるのはどうかしら。大学や専門学校や、その先の進学を考えることはできるかな。できなくても、何とか高校は卒業してもらいたいと思っています。私も高校生のときは、「学校辞めたい」と言って、2年生からちゃんと通わなくなってしまって、担任の先生が一生懸命に私を何とか卒業させてくれました。でも、そのときは、高校を卒業することに、そんなに意味とか価値があるとは分からなくて、卒業できなくても良いのに」と感じたこともありましたが、大人になって仕事し始めて「高校を卒業しておいて本当に良かった」と何度も思いました。だから、あなたが今「高校に通うの面倒だなー」と思っていても、がんばって卒業してください。少しお説教みたいでウザいかも知れないけれど、大人にならないと分からないことも沢山あるので伝えておきますね。
もちろん、イジメに遭っているようであれば、それは別の大きな問題なので、すぐに勇気を出して先生や身近な大人に相談してくださいね。相談し難かったら、私たちに連絡してください。あなたをイジメから助けますからね。人は結局、自分のことは自分で守らなくてはならないことも多いです。生きていくには、少し勇気が必要になります。それに、一度勇気を振り絞って、それで全て上手くいくとは限らないのも人生です。残念ですが、テレビドラマのようにはいきません。何事も簡単ではありませんね。私も失敗ばかりで、上手くいくことなんて、とーっても少ないです。ダメ自慢みたいになってしまいますが。。。上手くいっているように見える人も、おそらく失敗の方が圧倒的に多いと思います。ただ、何度も何度も沢山挑戦しているので、確率的に上手くいくことも増えています。10回しか挑戦しなかったら1回しか成功できないけど、100回挑戦したら10回成功できるという意味です。1回と10回は大きな違いでしょ。だから、大変だけど沢山トライして欲しいのです。1人の大人が助けてくれなくても、10人に相談してみたら、そのうち1人は助けてくれると思います。それもダメだったら、少しエネルギーが必要になりますが、20人にSOSを出してください。あなたからの連絡を私たちは心配しながら待っています。勇気を出して、自分で自分を大切に守ってあげてくださいね。あなたならできますから。
このHPを見てくれているのは、高校生になってスマホを持った子が多いかも知れません。偶然このページを見付けただけで、暴力に遭っていない方もいるでしょう。そういう方は、周りに苦しんでいる友達や、友達ではないけれど辛そうな子がいるなら、その子の代わりに私たちに連絡してもらえませんか。このHPの「虐待チェックリスト」(←リンク)で幾つか該当がありそうな子が近くにいたら、教えてくださいね。私たちは警察でもないですし、苦しそうに見えたけど大丈夫だったみたい」と、間違えて連絡してくれても全く問題ありません。もし相談ではなくても「何だか、変わった大人だな~」と思って、私たちと友達になりたいと思ってくれた方も連絡してくださいね。
最近のジャニーズの話とか、分からないことも多いけど、楽しい大人も沢山いることを知ってもらいたいです。
あなたが大人になったら、一緒に飲みに行きましょう。友達でいましょうね。
あなたに会える日を楽しみにしています。楽しい人生にしましょうね!

連絡先はこちらです。
info@arusha.co.jp / 03-3431-5830
あなたの電話代が掛からないように、すぐに電話を切って掛け直すこともできますからね。
もし電話をしていることが、他の人に伝わりそうなときは、こちらが質問する形でもお話できますからね。
例えば、「今、近くに人がいて、詳しいことを話せないのかしら?」等と聞くので、あなたは「はい」「うん」と答えてくれれば大丈夫です。

施設職員、児童相談所、先生、子どもの側にいる方へ

この世の中で、最も尊い仕事の1つを選ばれた皆様に、まずは何より、心からの敬意を表したいと思います。
皆様のような方のお陰で救われる子どもが大勢いらっしゃります。
その事実について、率直に尊敬の思いでいっぱいです。
皆様が接している子どもの中には、心に傷を受けた子もいるかと思います。むしろ、傷ついた子ばかりかも知れません。大人の愛情を得ようと必死だったり、試し行動を取ったり、攻撃して来る子どももいるかと思います。
支えたくても話し合う度に言うことが変わるため助け難かったり、場合によっては、対応する皆様が身の危険を感じることさえあるかも知れません。様々なケースを想像するだけで、大変なお仕事だと分かります。毎日毎日のご苦労は計り知れません。少しでも関われば、皆様の献身的な努力が伝わって参ります。
これまで「人間として完全に負けました」みたいな方にも複数出会いました。
皆様は年収1億円でもなければ、将来ノーベル平和賞を受け取ることもないかと思います。スポットライトが当たることもなく、滞りなく業務が行われることが当たり前で、問題があれば四方から叩かれる、大変な立ち位置かと思います。「働き方改革」から取り残され、夜中に子どもが問題を起こせば叩き起こされ、寝不足でフラフラで、つい声を荒げてしまったこともあるかも知れません。仕事の“相手”が子どもなので、なかなか仕事も辞め難かったり、慢性的な人手不足で「私が辞めたら、皆が大変だろうな」と感じて、自己犠牲を払い続けているのかも知れません。「残業ゼロ」とか「業務改善」と言われても、鼻で笑ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。「この仕事の大変さを知らない人に、何が分かるのか」と感じられているかも知れません。
おそらく日々の業務に忙殺され、何のために何をすべきか忘れてしまっている方、あえて考えないようにしていらっしゃる方もいるかも知れません。
端から見ると、非常にがんばり過ぎていらっしゃるようなので、少し業務を外部とシェアしたり、民間の知恵を真似て、ご自身をラクにさせてあげてはどうか、と感じております。外部から調子に乗って不必要なアドバイス等をするつもりはありません。少しでも抱える仕事を減らし、健全な状態であって欲しいと願っております。
昨今、非常に残念に感じることが、最も近くにいる大人から児童への虐待行為です。如何なる理由があっても許されませんが、「この状況では仕方ないのでは」という状況が常に発生していることです。もし私生活が安定していて、しっかり休養が摂れ、仕事から帰宅し缶ビールを飲みながらお笑い番組でも見て、ケラケラ笑っている方は「つい虐待と思われる行動を起こしてしまった」なんてことも無いように感じます。あなたが、虐待に手を染めないように、外部が出来ることがあるように考えています。また、虐待する仲間を止められない方もいらっしゃるかと思います。イジメっ子からイジメられている人を守るというようなことは、並大抵の勇気では出来ません。それは気になさらないでください。ただ、一刻も早く然るべき機関に連絡をしてください。それがあなたの義務です。良心に従って、子どもを守ってくださいね。その勇気も出ない場合は、私共に連絡してください。
力になります。
潜在的虐待被害児童は12万人とも言われています。傷が深くならないうちに、気付いてあげられる方法はないものかと考えながら、素晴らしい皆様と汗を流すNPO等団体の方々と子どもたちの幸せと未来を願い、行動につなげていきたく、よろしくお願い申し上げます。

心からの敬意を込めて。

こちらにご連絡いただくことでも大丈夫です。
「あの子、虐待されているかも」と感じた方も是非お願いします。